”愛してミルク?”は、6月のワールドミルクデーおよび牛乳月間を応援するためのロゴマークです。今や、牛乳の栄養価や機能的な価値は周知されていることが多く、むしろネガティブな話題の方が新鮮に感じられ拡散されてしまう。このブランディングは、そんな実情を抱える牛乳を応援していくために取り組みました。 牛乳はまるで空気のような存在ですが、改めて見つめ直すとパッケージされた1本の牛乳には”人と牛の共生のストーリー”が内包されています。それは、日本全国の酪農家が苦労を重ねて牛を育てることに始まり、誰でも手の届く価格で店頭に並び、家庭の冷蔵庫にはいつも牛乳がある。それが世代を超えて受け継がれながら、毎日繰り返されています。新鮮で安全な牛乳がいつでも買える。それは、牛と人が協力しあい、消費することで維持できる、とても大切な食のインフラでもあります。ブランディングではこの”牛と人の共生”をコアコンセプトに、様々なブランド活動に寄り添えるようロゴ開発を行いました。そして、生活者目線に合わせて語り出すようなデザインを目指した結果、キャラクターを内包した、ヴィジュアルとしても機能するロゴマークが生まれました。ハートの中にいるキャラクターは、ミルク妖精ミルミーちゃん。その隣にいるのは、牛飼いのカウカウさんです。毎年5月〜6月ごろに開催される酪農や乳業団体のイベントなどでの運用をはじめ、異業種とのコラボレーションでも展開しています。